私のブログのサブタイトルは「好きまみれ」。
文字通り、自分の“好き”に囲まれて暮らすことを大切にしています。
少し前までは、「そんなの贅沢」「我慢して節約が一番」と思っていた時期もありました。けれど、ある日、思い切って4,000円のマグカップを購入したことをきっかけに、私の毎日は少しずつ、でも確実に変わり始めました。
好きなものは、毎日の“幸せ貯金”になる

4,000円のマグカップ。
買うときは躊躇しました。
「普通のカップでいいじゃん」「割れたらどうするの?」という声が脳内でぐるぐるしていました。
でも今、そのマグカップは私の“メンタルケアアイテム”のひとつになっています。
朝、コーヒーを淹れて、好きなマグカップで一息つく。それだけで、気分がふっと軽くなったり、何となく自分を大切にできているような感覚がするのです。
これはきっと、私の中の「自己肯定感」のタンクが、その瞬間に満たされているのだと思います。
脳科学が証明する「好き」に触れる効果

✔︎ 好きなものを見ると“ドーパミン”が出る
「好き」「心地よい」「嬉しい」と感じる瞬間、私たちの脳ではドーパミンという神経伝達物質が分泌されます。
ドーパミンは“やる気”や“幸福感”に関係するホルモンで、脳の報酬系を活性化させます。
つまり、日常の中で「好きなもの」「自分を喜ばせるもの」に触れることは、幸福感や前向きさを高める脳内活動につながっているのです。
✔︎ 自分の「好き」を大切にすることが、ストレス耐性を高める
2014年にアメリカの心理学者たちが行った研究では、「自分にとって心地よいと感じるものを意識的に選ぶことが、ストレスに対する回復力を高める」との結果が出ています。
これを自己コンパッション(self-compassion)と呼び、日々の生活で“小さな癒し”を取り入れることが、自律神経を整え、メンタルの安定に繋がるといわれています。
「好きまみれ」の習慣を日常に取り入れる方法

1. 毎日使うものこそ、“ときめく”ものを選ぶ
- マグカップ、スリッパ、スマホケース、ボールペンなど
- 一日の中で何度も手にするものは、好きな色・形・ブランドにする
2. 好きな香りをまとわせる
- お気に入りのハンドクリームやルームスプレー
- 香りはダイレクトに脳に届くので、即効性のある癒し効果があります
3. 5分でいいから「好きなことだけする」時間を確保する
- 読書、推し活、アロマ、キャンドル、お気に入りのYouTubeなど
- 忙しくても1日5分、自分の“ときめき”に投資する
4.「ときめきノート」をつけて、自分の好きの棚卸しをする
- 最近ハマったもの、欲しいもの、憧れの人、癒された瞬間
- 書くことで自分の“好き”の輪郭が明確になり、意識的に選べるようになります
まとめ:好きに囲まれることは、贅沢じゃない。“必要”なんだ

4,000円のマグカップを買ったあの日、私は「ただのモノ」にお金を払ったわけではありませんでした。
それは、“自分を大切にする習慣への投資”だったのだと、今ならわかります。
「好きまみれ」は、わがままでも、浪費でもありません。
それは、心を満たす選択を、自分の手で積み重ねていく生き方。
ちょっと落ち込んだ日、眠れなかった夜、孤独を感じたとき。
そんなときこそ、自分の“好き”に助けられます。
あなたも今日から、「好きまみれ」な暮らしを、少しずつ始めてみませんか?
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