共済はなぜ認可がいらないの?保険に詳しいOLが語る「共済と保険の本当の違い」

学び

――保険に詳しいOLが本音で語る「共済と保険の真実」

こんにちは。
「会社の福利厚生より、自分でちゃんと備えたい」と思って、
20代から保険の仕組みをコツコツ勉強してきたアラフォーOLのayuです。

最近、ママ友や同僚との会話でよく出る話題があります。
それが「共済って、なんであんなに安いの?保険と何が違うの?安くて大丈夫?」というもの。

実はこの質問、めちゃくちゃ奥が深いんです。
そして、結論から言うと――
共済は“保険業法”の対象外だから、国の「認可」がいらない。

でも、「認可がいらない=怪しい」ではありません。
むしろ、仕組みを理解すると「なるほど、だから安いのか!」と納得できる部分がたくさんあります。

この記事では、
ちょっと保険に詳しい一般OLの視点で、
・共済と保険の仕組みの違い
・なぜ認可が不要なのか
・メリットと注意点
・どんな人に向いているか
を、リアルな言葉で解説していきます。

そもそも「共済」って何?

まず、ざっくり言うと――
共済は“助け合い”の仕組みです。

たとえば「コープ共済」や「県民共済」、JAの「JA共済」など、聞いたことありますよね。
これらは「営利目的の会社」ではなく、
組合や生活協同組合などの「非営利団体」が運営しています。

共済は、組合員が掛金を出し合い、
誰かが事故や病気で困ったときに、そこからお金を出して助け合う仕組み。

つまり、
「儲けるため」ではなく「支え合うため」に存在しているんです。

一方の「保険」は“ビジネス”

一方で、私たちがよく入っている「生命保険」「医療保険」「がん保険」などは、
すべて「保険会社」が運営しています。

保険会社は、株式会社(営利企業)です。
「利益を出して、株主に還元すること」が目的。
そのため、国の厳しいルール(=保険業法)のもとで事業を行っています。

保険料の設定や商品設計も、金融庁の「認可」を受けないと販売できません。
だから、安心感は高い反面、
人件費・広告費・営業コストなどが上乗せされ、共済より保険料が高くなりがちなんです。

共済が「認可なし」で運営できる理由

ここが、今回のテーマの核心です。

「なぜ共済は、保険のように“国の認可”がいらないのか?」

それは、
共済が“保険業法”ではなく、“共済組合法”など別の法律に基づいているからです。

つまり、共済は「保険業」ではなく「共済事業」として扱われる。
ざっくり言うと、
「身内の間で助け合ってるだけだから、国が認可する必要はない」
という考え方なんです。

具体的には、こんな違いがあります。

項目保険会社共済
根拠法保険業法消費生活協同組合法、農業協同組合法など
主体株式会社(営利)協同組合・生協(非営利)
認可金融庁の認可が必要各都道府県などへの届出制
目的利益の追求組合員の相互扶助
対象一般の消費者組合員のみ
保険料(掛金)高め(利益含む)低め(原価ベース)

つまり、共済は「組合員の助け合い」

共済をひとことで言うなら、
組合限定の小さな保険みたいなもの」。

たとえば、県民共済に入るには、その都道府県の生協などに「組合員登録」する必要があります。
その登録をして初めて、共済に加入できる仕組みです。

だから、法律的には「組合員同士の取り決め」なんです。
国の認可を受けて、誰にでも売る「保険商品」とは別の枠組みなんですね。

「認可がない」と聞くと不安?でも実は…

「え、国の認可がないってことは、倒産とか大丈夫なの?」
そう思う方も多いと思います。

確かに、「共済」は営利企業ではないため、
保険会社ほどの資本力や保障制度があるわけではありません。

ですが――
たとえば「全国生活協同組合連合会(全労済)」や「都道府県民共済」など、
共済組織は健全性のチェックや監査体制を整えています。

また、掛金が安い理由は「利益を取らないから」だけでなく、
・テレビCMを控える
・営業職員を雇わない
・郵送やネット中心で加入を受け付ける
といったコストカットの徹底にもあります。

つまり、「安い=怪しい」ではなく、
「効率化されてるから安い」なんです。

共済の“ここがすごい”

では、共済ならではの魅力を3つ挙げます。

① 掛金がとにかく安い

医療共済なら、1,000円台から入れるものも多いです。
保障内容も、入院や手術など基本をしっかりカバー。

子育て世代や、家計の見直しをしたい人にはかなりありがたい存在です。

② 剰余金(利益)を有効活用

共済は営利目的ではないので、
1年間で余ったお金(剰余金)は「割戻金」や、保障内容のグレードアップなどで組合員に返還されます。

つまり、「使わなかった分は戻ってくる」。
この仕組み、意外と知られていませんが大きなポイントです。

③ 複雑な営業がない

共済は基本的に自分で加入するスタイル。
営業の電話や訪問が少ないため、「押し売りされる」こともありません。

自分で比較・納得して選べるので、
“自分軸で備えたい女性”にぴったりなんです。

ただし、注意したいポイントもあります。

いいことばかりのように見える共済にも、デメリットは存在します。

① 保障内容がシンプルすぎることも

保険会社の医療保険やがん保険に比べると、
共済は保障が一般的なところもあります。

一般的な備えを共済でカバーし、親族の病歴などを考慮し、特化した部分を民間保険でプラスすることで固定費を抑えつつ保障を充実させることができます。

② 保障額が上限に制限される

共済はあくまで“助け合い”が基本。
そのため、大変高額な死亡保障には向いていません。

とはいえ、一般的な家庭には十分な保障額のところがほとんどです。

③ 共済ごとに法律・監督官庁が違う

金融庁ではなく、都道府県や農林水産省など、所管が分かれています。
そのため、共済間でルールや基準にばらつきがあるのも事実です。

ここまでが前半です。
次のパートでは以下を詳しく解説します👇

・「“安さ”より“安心”をどう選ぶか」

・共済が「認可なし」で成り立つ仕組みをもっと深掘り

・保険とのハイブリッド活用術(40代女性がやるべき見直し法)

・共済を賢く選ぶ3つのチェックポイント

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